第6回糖尿病足病変手術研究会2020-08-07T11:46:24+09:00

ご挨拶

「糖尿病足病変手術研究会」の立ち上げについて

近年、高齢者および糖尿病を代表とする内分泌系疾患の急増により下肢の難治性病変を持つ患者が増えています。特に足部病変はその場所が歩行という人間に不可欠の機能を持つ器官であるために非常に難治性であるだけでなく、感染が高度になると死に至る危険性もあります。このため多くの症例でやむなく下腿切断が行われ、患者さんのQOLを大きく障害しています。このことは患者さんに多大な苦痛を与えるだけでなく、病院の評判の低下や在院日数の大幅な延長などにより、それらの治療を行う病院にも大きなマイナスをもたらしています。このため、フットケアを含めた足病変の治療を行う病院が不足し、多くの患者さんが行き場を失っている現状があります。

難治性である糖尿病足病変の治療および予防のためには血行障害の改善、感染の管理、慢性創傷に対する保存的療法・補助療法、装具による免荷、足の変形に対する修正手術など様々な要素を検討し組み合わせて行うことが求められますが、そのすべてに精通した医師、そしてそのすべてを揃えた施設はごく一部です。
今回我々は糖尿病足病変治療に伴う多くの問題を解決すべく、「糖尿病足病変手術研究会」を立ち上げます。世話人に形成外科、整形外科で実際に糖尿病足病変治療に現場でかかわる先生方を迎え、外科医が糖尿病足病変治療を行う上で治療に有益な情報を共有し、積極的に慢性創傷に取り組む外科医・施設を増やすことが目的です。また特に現在注目されている糖尿病足病変に対する予防的手術については、その効果と適応の検証を行う本邦初の研究会として、ホームページの立ち上げを含め積極的に社会に発信し啓蒙活動を進めていく予定です。
糖尿病足病変に対する手術治療は患者の全身状態の管理や合併症の多さなど、外科医が敬遠する要素を多く持ちます。本会を通じて外科的治療の適切な選択、その合併症からのリカバリー方法を確立しなければ今後この分野の医療は衰退してしまいます。

今後も多くの医師・施設の本研究会への参加を募って参りたいと存じますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

下北沢病院 菊池 守

開催概要

研究会名

第6回糖尿病足病変手術研究会
(第11回日本下肢救済・足病学会学術集会と共催企画)

会場

第11回日本下肢救済・足病学会 内

企画

これから日本でやっていくSurgical Off-Loading
講演+ビデオセッション

世話人
代表世話人

菊池 守(発起人):下北沢病院形成外科

世話人

綾部 忍八尾徳洲会病院形成外科
大塚 未来子大分岡病院総合
リハビリテーションセンター
門野 邦彦南奈良総合医療センター
整形外科
河辺信秀茅ヶ崎 リハビリテーション
専門学校理学療法学科
菊池 恭太下北沢病院整形外科
木下 幹雄(発起人)TOWN訪問診療所
谷口 晃奈良県立医科大学整形外科
寺部 雄太(発起人)東京西徳洲会病院 形成外科
藤井 美樹北播磨総合医療センター
形成外科
松本 健吾大分岡病院形成外科
早稲田 明生荻窪病院整形外科
(氏名五十音順)

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アクセス

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